韓国でMERSが拡大、外国人旅行客のキャンセルが相次ぐ(海外の反応)

2015年6月2日、中国の複数のメディアは、韓国で中東呼吸器症候群(MERS)の感染が拡大していることを受け、中国や香港などで韓国旅行のキャンセルやツアー参加自粛が相次いでいると報じた。 2日付の中国・海外網によると、韓国旅行最大手のハナツアーは2日、中国・北京と上海を出発し4日から11日まで韓国を旅行するツアーに参加予定だった約300人がキャンセルしたと明らかにした。同社の海外旅行予約キャンセル件数は、通常時に比べ10%増加している。
業界2位のモドゥツアーも「キャンセル問い合わせの電話が絶えない」と話す。
2日付の中国新聞網は、香港の旅行会社の話として、韓国ツアーの申し込みが通常時から20%近く減少しており、既申込者から旅行先変更の問い合わ せも増えていると報じた。香港の旅行業界関係者からは「韓国当局が出す情報は不明確だ。MERS患者の所在地や病院名を公表すべき」との声も上がってい る。(レコードチャイナ)